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天使の囀り

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貴志祐介の作品を読むのは、
に次いで三番目だったはず。

貴志祐介には何と言っても
人間が本来持つ「怖いもの見たさ」
を煽る力が異常なまでに備わっている
と感じざるを得なかった。
恐らく貴志祐介の小説に触れた
多くの人が短期間、ないし短時間で
読破してしまうと思った。

最初のeメールから始まり、
村に伝わる憑依の伝記、
夫婦の調査記録
文章としては単に恐怖を煽る効力。
でも後々重要な鍵になる。
伏線というほど隠れきっていないが、
それでも予測を上回る恐怖を与えられること間違いなし。
もやもや感はないかな、割と。
ある種切なさも含まれたホラー。
最後の場面なんか特にね。
実写化して欲しくない小説No.1らしい笑
そりゃそうやわ!!

CHIRPING OF ANGLES

解説によるとバイオホラー
凄惨な描写と惜しげもなく死ぬ人々
死恐怖症、タナトフォビア

恐怖を快楽に変換する蛇達
第四段階に包まれた大浴場は恐怖の巣窟
誰も悪くないのだ。

20121229